(1) 新刊 『英文構造図』(第3版) 大好評発売中!
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(2) 英文構造図の詳細は 公式サイト をご覧ください。
(3) ブログ記事の体系的閲覧には 目次一覧 をご利用ください。

2015年02月07日

語学にはやはりウォークマンがあると便利だ・2

4年前に書いた「語学にはやはりウォークマンがあると便利だ」の続編(?)。

4年前に購入したものは今でも一応問題なく動く。幸いなことにいわゆるソニータイマーも発動してはいない。それに、今月はあまりお金を使わないつもりでいた、というのもある。

しかし、4年も使っているとさすがにバッテリーの持ちが悪くなってきた。3〜4時間は動くのだが、半日とかの外出では少し不便に感じてしまう。私は大書店に長居することが多いが、そんなときはウォークマンがないと耳が淋しい。ここ数日で急に不満が大きくなってきた。

そんな出来心ゆえに、一昨日の仕事帰りに秋葉原に寄った。カタログは家に置きっぱなしだったから購入機種は決めていなかったが、大ざっぱに

 ・スペックは前回と同じ程度か少し上
 ・価格は前回と同じくらい(もちろん安い方がありがたい)

とは考えていた。(高級な ZX シリーズは価格ゆえにこの時点でボツ。)

店に到着するなりカタログを1冊手に取り、めぼしそうな機種に店頭価格を書き込んでから機能を細かく比較していった。もっとも、現時点ではハイレゾ(CD の数倍の情報量を持つ高音質音源)にはあまり興味がないので、語学関連機能とメモリ容量以外はほとんど無視することになった。

つまり、語学関連機能を搭載しているAシリーズSシリーズEシリーズに絞られたわけだ。

このうちAシリーズはややハイスペックであるが、SシリーズとEシリーズは4年前に買ったもの(Sシリーズの一つ)にかなり似ている。ただ、Eシリーズはメモリ容量が 4GB しかないうえ、動画が扱えない。私の手元には語学・音楽などあわせて 26GB くらいのデータ(写真と動画も少しずつ)があり、そのうち 20GB くらいを持ち歩いているから、さすがに 4GB では話にならない。動画も扱えた方がよい。

ここでEシリーズが脱落し、AシリーズとSシリーズが残った。両者の違いはいくつかあるが、ハイレゾ関連以外だと、主にメモリ容量と価格が違う。

 Aシリーズ:64GB(36,180円)、32GB(26,460円)
 Sシリーズ:16GB(18,900円)、8GB(15,500円)

 ちなみに4年前のものは 32GB(19,800円)だった。Aの 32GB のものは(機能も上なのだろうが)価格も上がっており、逆にSはメモリ容量が 2/1 や 1/4 になっているのに価格はそれほど違わないのがわかる。そのことに気付いた私は「何てこったい!」と思ったが、これはおそらく「せっかくならハイスペックな機種を買え!」という天の声なのだろう(違)。

というわけで、Sシリーズがボツった。残るはAシリーズの2つ(メモリ容量のみ違う)だ。

手持ちのデータが 26GBくらいあると上に書いたが、これは今後増える可能性もあるから、その意味で 64GB は魅力的だ。一方の 32GB は現状維持ということになるが、それでも満タンになるにはまだしばらくかかるだろう。でもなあ…、と考えていたときに気が付いたことが一つ。このAシリーズには microSD カードを使うことができるのだ(ただし、内部メモリとの切換に一手間かかるらしい)。ならば、それは必要になったときに買い足せばよい。つまり、32GB タイプでよい。

以上のようなプロセスを経て、最終的に NW-A16 という機種に決定した。色については今回はシルバーを選択した。

蛇足だが、現在のウォークマン(「語学学習モード」があるもの)には「ダンスモード」というのが追加されている。これは「語学学習モード」と違って「クイックリプレイ」はないが、かわりに「スピードコントロール」が使える。それも「語学学習モード」のときよりもかなり扱いやすく、かつ5%刻みになっている。つまり、「A-Bリピート」を使わないのであれば、「語学学習モード」よりも「ダンスモード」にしておいた方が便利ということだ。

蛇足の蛇足。さらに「再生範囲」という設定もある。普通、ある曲を選択すると、その曲の後にすぐ次の曲、そのまた次の曲…と進み、そのフォルダ内の最後の曲まで片付くとそこで終了するか先頭に戻る(詳細はプレイモードによる)。ところが「再生範囲」を「全範囲を再生」に設定しておくと、次のフォルダの先頭に進む(以下同様に片っ端から再生していく)。これはこれで面白い機能だと思う。

具体的な使い方については現在試行錯誤中。結果は近日中に書きたいと思う。


以下、検討した機種(スピーカー付属タイプは割愛)。色も適当に選んだ。
※購入に際しては、リンク先のレビューなども参照されたい。

  
  


posted by 物好鬼 at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月13日

大きな文字のタイマー

ずいぶんご無沙汰してしまった。

このたび、「大きな文字のタイマー」というのを作成してみた(パソコンが主なターゲットだが、スマホやタブレットでも使えると思う)。

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残り時間を表示する大きな文字とプログレスバーのサイズについては、ウインドウサイズに自動的に追随する(文字サイズはウインドウ横幅のみ勘案)。また、大きな文字は手動での変更(×1.1 and ÷1.1)も可能。

使い方は簡単なので、説明書などはない(マウスオーバーで簡単な説明が表示されるようになっている)。スピーチの練習などに使っていただけると幸いである。

posted by 物好鬼 at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月14日

「例文集(時系列)」と「ツイート集(時系列)」

拙サイト「英文構造図の館」に「例文集(時系列)」と「ツイート集(時系列)」というページを追加しました(ただし前者は工事中です)。

いずれも同サイトトップページから行くことができます。

ツイート集は分類が不十分な状態ですが、参考になれば幸いです。

posted by 物好鬼 at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月18日

「英文構造図作成ツール」改訂のお知らせ

「英文構造図作成ツール」を少し改訂しました。

主な改訂内容は、

 (1) 既存の例文については、URL の後に "?reibun=11" のように指定することで
   シンプルに指定することができるようになった。
 (2)「構造図」表示欄の上に「原文」表示欄を新設した。
 (3) 作業中の文を一時的に記憶させることができるようになった。
   (右側の「記憶」「貼付」ボタン×2組を使用する。)

の3点です。

今後は新しい例文をどんどん追加して、本ブログ、Facebookページおよび Twitter にて告知する予定です。
※Facebook ページと Twitter アカウントへのリンクは画面上部にあります。

ぜひこの↓リンク先でお試しください。
 例文11への直リンク http://kouzouzu.web.fc2.com/kzzmaker.htm?reibun=11

posted by 物好鬼 at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月21日

英文構造図が動くようになりました!

英文構造図を動くようにしてみました。

リンク先では具体的な文をとりあげ、その組み立て方をステップバイステップで示しています。

今後は例文数を増やすとともに、見せ方の種類も多様化させていく予定です。

まだまだ不足している部分はあると思いますが、いろいろな方のアドバイスも受けつつ、更に進化させていきたいと考えています。

動く構造図

posted by 物好鬼 at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月08日

論証構造を視覚化する方法

これは、論証構造を視覚化する(おそらく)新しい方法である。

12年ほど前に考案してそのままお蔵入りになっていたものだが、昨日になって知人に見せたところ、「これは是非、本にして出版してください」と言われ、その価値を再認識させられた。

そこで早速、昨晩から頑張って拙「英文構造図」に組み込んでみた。中カッコを使って入れ子表記をするだけで、自動的に図式化してくれるようになっている。今は仮に「論証構造図」と呼んでおきたいと思う。

例題
「@犯人はAかBだ。
 しかし、AAはいつもCと仕事をする。
 BときにはそれにDも加わることがある。
 いずれにせよ、C今度の犯行ではCにはアリバイがある。
 だから、DCは犯人ではない。
 ということはEAも犯人ではなく、FBが犯人だ。
 G実際、Bには動機もある。」
         ↓  ↓  ↓  ↓
CCにはアリバイがある。
(アリバイがある人物は犯人ではない。)
DCは犯人ではない。
AAはいつもCと仕事をする。
(犯人でない人間と一緒にいる人物はやはり犯人ではない。)
EAも犯人ではない。
@犯人はAかBだ。
(犯人はBのはずだ。)
GBには動機もある。
FBが犯人だ。
(出典:野矢茂樹『論理トレーニング(初版)』pp.45-46より、ただし隠れた前提をカッコ書きで追加した)

※このブログでは横幅の関係でうまく表示できないが、下記リンク先では修正なども含めかなり自由に扱うことができるので、ぜひお試しいただきたい。
「作成ツール」
※うまくいかないときは(いくときも?)、ツールのトップ から入り、例文[13][14]をクリックされたい。

posted by 物好鬼 at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月10日

英文構造図に関するリンク集

拙サイト(上掲「新館」)に 英文構造図に関するリンク集 を追加いたしました。

文字通りの内容ですが、これからも少しずつ充実させていく予定です。

※相互リンク等、ご要望がございましたら、コメントやメール(アドレスは新館トップページ末尾参照)などでお知らせください。

posted by 物好鬼 at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月27日

英語例文集のページを大改訂しました!

先日、英文構造図の専用サイト(新館)に「英語例文集」というページを用意しておりましたが、このたび体系的な新版(例文数300本あまり)に差し替えました。今回のページは、拙著 『図でわかる英文の構造』(初版)のU〜Xで扱われている例文と表を網羅したものです。詳しい説明が必要な方は拙著をお買い求めください。

旧版もこちらでご覧いただけます。

今後は、例文や機能の追加を適宜行っていく予定です。

ランキングやらツイートやら、あれこれクリックお願いいたします。m(_ _)m

posted by 物好鬼 at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月13日

英語例文集のページを始めました!

英文構造図の専用サイト(新館)に「英語例文集」というページを用意しました。

今後は、新たな例文と便利な機能を徐々に追加していく予定です。

posted by 物好鬼 at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月10日

構造図の新しい表示モード

ご好評いただいている英文構造図作成ツールですが、このたび従来の表示モード(「標準モード」と呼びます)に加え、「最小モード」による表示ができるようになりました。

簡単な例として、http://goo.gl/DBswp というリンク(かなり長いアドレスを短縮URLサービスで短くしてあります)をクリックすると、開いたページでは構造図だけが表示されます。それが「最小モード」です。図の下にある[→標準]ボタンをクリックすると、標準モードでの表示になります(これら2つのモードは自由に切り替えられます)。掲示板やメールでのやりとりにはこれをお使いください。

一方、この最小モードを使用することで、インラインフレームによる動的な埋込も可能となりました。例えば、



のようなものです。これはページごと埋め込んであるものなので、標準モードに切り替えたりすることも可能です。

また、構造図そのもののHTMLソースを使った静的な埋込も可能です。例えば

He
called
and
thanked
me(@)
for
Δ(=@)
offering
Δ(=@)
to help
him(A)
Δ(=A)
translate
the letter.

のようなものです。これはインラインフレームによる埋込とは違って、操作はできません。

これら2種類の埋込はいずれもブログやホームページでの使用に向いています。

なお、リンクや埋込に必要な文字列は、作成ツール画面上においてクリック1つで手に入れることができますので、手間がかかりません。

大きく進化した本ツールを是非ご活用ください。

蛇足:構造図の英語名ですが、現時点では仮に“Hierarchical Sentence Structure Diagram”と呼んでおります。
posted by 物好鬼 at 04:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月05日

英文構造図を体験してください!

しばらく間が空いてしまいましたが、「簡易構造図作成ツール」が大幅に機能アップし、新たに「英文構造図作成ツール」としてアップされました。
 → ここです!

英文構造図作成ツールの画面

実際にご覧いただくのが手っ取り早いのですが、主なポイントは次のとおりです。

第一に、画面右側に「タグ見本」を表示できるようになりました。これにより、元データの作成が格段にやりやすくなっています。

第二に、HTMLのソースも機能アップしています。CSSファイルと併用することで、拡大してもジャギーの出ないデータとして利用することができます。(転載自由!)

第三に、リンク作成機能を新たに搭載しました。作成した構造図を他の人に見てもらいたいときは、本ツールで作成したリンクを掲示板やブログなどに貼るだけでOKです。例えば、

https://dokomade.up.seesaa.net/kzztool/kzzmaker.htm?%5BS:She%5D%5Cn%5BV:put%5D%5Cn%5BM:in%20the%20suitcase%5D%5Cn%5BO:all%20the%20stuff%5Cnkhk(3)%5Bm:%5BO:%CF%86%5D%5Cnkhk(6)%5BS:she%5D%5Cnkhk(6)%5BV:would%20need%5D%5Cnkhk(6)%5BO:(i:t)%5D%5Cnkhk(6)%5BM:during%20the%20trip.%5D%5Cnkhk(3)%5D%5Cn%5D%5Cn//%E3%81%8A%E8%A9%A6%E3%81%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%92%E9%96%8B%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82%5Cn//URL%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AB%E6%9B%B8%E3%81%8D%E8%BE%BC%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E5%85%83%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%92%E8%87%AA%E5%8B%95%E7%9A%84%E3%81%AB%E5%B1%95%E9%96%8B%E3%81%97%E3%81%A6%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%88%E3%81%93%E3%81%AE%E6%AC%84%EF%BC%89%E3%80%82%5Cn//%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%AB%E3%80%81%E6%A7%8B%E9%80%A0%E5%9B%B3%E3%82%82%E8%87%AA%E5%8B%95%E7%94%9F%E6%88%90%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%88%E3%81%99%E3%81%90%E4%B8%8B%E3%81%AE%E6%AC%84%EF%BC%89%E3%80%82

というリンク(少し長いですが)をクリックすると……ぜひお試しください。

もちろん、構造図の使い方を英文の構造と一緒に学ばれたい方は、拙著『図でわかる英文の構造』がお役に立ちます。
posted by 物好鬼 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月14日

綺麗で明解な構造図を手軽に作成する必殺技 〜簡易構造図作成ツール〜

随分ご無沙汰してしまった。この間というもの、言語論や上達論など理論的な問題に集中していたので、英語の勉強そのものはあまり進んでいない。それでも英語のリズムに関しては進歩があって、これでほぼ完成の域に達したのではないかと感じている。その一方で、ドイツ語の(再)学習を開始し、少しずつ進めている。フランス語も教材は購入してある。

さて、ここからが本題。

英文を学習するとき、あるいは文の構造を他人に説明するときなど、綺麗で明解な図式を手軽に作れないかと思うことがあるはずである。

ご承知のようにこのブログでは、以前から「英文構造図」というものを提唱している。しかし、それはあくまでも手書きで作成するものであり、パソコンでの作成にはあまり向かないものであった。ネットを介して他人に見せようと思ったら、スキャナを使うなどの手間をかける必要がある。

また、自分で学習する場合であっても、例えば手書きの汚いノートではあまり復習する気にならないという人もいるであろう(かく言う私もその一人である)。さりとて、綺麗な手書きノートを大量に作成するとなると、とても時間がかかるだけでなく、ものすごく手が疲れるのも事実である。そのため、従来の英文構造図は使用場面が限定されてしまう面があったと言える。

そんなこともあり、最近の私は、「図式の体裁はある程度簡略化してもよいから、何とか簡単にパソコンで作成できる方法はないものか」という問題意識を強く持つようになった。

そして、数週間の試行錯誤の末に完成したのが、ここで紹介する「簡易構造図作成ツール」である。詳細は「無料公開版」のページをご覧(=お試し)いただきたい。JavaScriptで書かれた簡単なツールなので、たいていのブラウザで問題なく動くはずである。なお、10種類あるサンプルデータには、注意書きのかたちで一通りの使用法を記しておいた。例文だけでなく、分類された語句リストなどにも使える(例文4参照)。手書きの英文構造図と使い分けることで、ヨリ広い場面への対応が可能となる。



ツールのページにも書かれているように、表示された構造図は画像として保存すればメールで送ったりすることができるし、HTMLソースはそのままブログなどに貼り付けて使用することができる。単に相手に伝えたいだけであれば、本ツールのURLと元データ(タグ付けされた例文)をメール本文に記載しておけば、受け取った人が自分で図式化することができる。もちろん、あまり複雑なものでなければ、元データのままでも充分用が足りるはずである。

以上、HTML1枚のとてもシンプルなものではあるが、シンプルであるがゆえに大いに活用していただけるのではないかと期待している。

※ご要望等はコメント欄まで。
posted by 物好鬼 at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月07日

多段変速リスニングをしてみた

先日購入したウォークマンを使ってリスニングとシャドーイングを開始した。

素材としては『英語は10回読めばモノになる!』を使用している。手持ちの素材をいろいろ聞き比べた結果として選んだものだが、幸か不幸か著者の意図とは異なる使い方をすることになった。

付属CDは44分29秒。文章は30本載っている。1本あたり90秒弱といったところか。

開始して2〜3日経つが、今のところ最初の1本から進んでいない。テキストはバッグに入れっぱなしにしていて、全然(スクリプトも語釈も解説も)参照していない。かなりやさしい内容の文章なので知らない単語は全然ないのだが、それでも一つひとつの音まで確実に聴き取れるようになるまで継続しようと思って反復したのだ。A-Bリピートは使わなかったが、クイックリプレイは何度か使った。

今日の夕方、会社からの帰り道でだいたい満足できるところまで達したと感じたので、もう一つの機能である再生スピードコントロールを使ってみることにした。まずは試しに1.5倍速にしてみたところ、意外にも全然問題なく聴き取れた。そこで今度は2倍速にした。さすがに1.5倍速よりは速く感じたが、特に難しいとは感じなかった。それで2倍速のまましばらく聴き続けた。

ここでノーマルスピードに戻してみると、「あれ、こんなに遅かったっけ?」という感じがした。これは「インターチェンジ効果」として知られているものだ。

ついでなので今度は半分のスピードにしてみた。さすがによく聴き取れる。まあ、当たり前だが。

さて、ハイスピードで頑張ったあとに元に戻すと実際以上に遅く感じるわけだが、喜ぶのはまだ早いらしい。というのは、ここでシャドーイングをしてみても、別にラクになるわけではないからだ。おそらく、この段階では処理速度自体が本当にアップしているわけではなく、あくまでも主観的なものでしかないということなのだろう。しかし、この訓練を継続したらどうなるのか? それは、明日以降の実験課題としたい。

なお、理論面については『シャドーイングと音読の科学』を参照している。

posted by 物好鬼 at 21:29| Comment(0) | TrackBack(1) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月05日

語学にはやはりウォークマンがあると便利だ

先週の月曜日、遅まきながらメモリータイプのウォークマンを購入した。

携帯型テレコとの付き合いは長くて、大学入学直後(四半世紀前)にも使っていた記憶がある。複数台使用したが、その中にはICリピート機能(最新8秒間を記憶していて反復再生してくれる)やスピードコントロールが付いたものもあったし、区間リピート機能が付いたものもあった。ラジオ付きのものもあった。

語学の場合、こういった機能があると便利だ。しかし、オーディオ製品から遠ざかっていた私は、携帯用としては最近までMDプレーヤーしか持っていなかったし、特にここ数年はほとんど使用していなかったのが実際のところだ。

ところが、たまたま身近な人間がメモリータイプのプレーヤーを使っていた。そこで質問したところ、かなり安いものもあるとの話。そこで大型店に行ってありとあらゆる機種を見比べてみた。

最初のうちは2GBないし4GBのもの(数千円程度)を購入するつもりでいたのだが、「どうせ買うなら」と思い直して、2万円前後のものにターゲットを変更。

魅力的な機種はいくつかあった。iPodなどもそうだ。しかし、音楽と同時に語学にも表立った配慮をしているのはSONYのウォークマンだけのようだった。具体的には、再生スピードコントロール(0.5倍〜2倍)、A-Bリピート(つまり区間リピート)、それからクイックリプレイ(3秒間)である。三種の神器と言ってよい。

最終的に選んだのは、NW-S756(Sシリーズの32GB)で、色はブルー。ちなみに店頭価格は19,800円だった(Amazonではもっと安く買える)。

帰宅してから早速作業開始。1週間かけてCD260枚ばかりをリッピング(音声データをパソコンに取り込むこと)し、ウォークマンにドラッグ&ドロップした。260枚のうち、半分は音楽(その半分はアニメ特撮関連)で、残りの半分が英語の教材やドラマの類である。それでもまだメモリの半分しか使っていない(WMA形式で128kbpsのビットレートなら32GBにCD500枚分以上入る)。

使ってみたら便利なことこの上ない。MDプレーヤーよりはるかに軽くてコンパクトだし、何よりもディスクを入れ替える手間がかからないのがよい。SONYだけあって音楽にも文句なしの音質。

それでのべつ幕なしに聴きまくったのだが、そうしているうちに「この素材は要らないな」というのがたくさん出てきた。比較しやすくなったがゆえの淘汰である。それで英語の素材の大半をカットした(パソコンには残してある)。数が減った分、聴きたい素材にアクセスしやすくなった。

現在はシャドーイングに使用している。例文学習とともに大きな柱になりそうな雰囲気だ。

シャドーイングにもいろいろな流派があるようだが、そのあたりも含め、具体的な方法については別の機会に書きたいと思う。

(カラーによって価格が異なることも)
posted by 物好鬼 at 11:32| Comment(7) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

動的ノート作成ツール「DyNoP(だいのぷ)」のご案内

 ページ上部(ブログタイトルの下)に新しいリンクが増えていることにお気づきでしょうか。

 拙ツール「DyNoP」です。“Dynamic Note Processor” の略称で、「だいのぷ」と読みます。

 簡単に言うとノート作成のためのツールですが、常識的なものとは違って 「〔絞込可能〕一問一答機能」 を搭載したスグレモノです。「動的」と称する所以です。

 詳細はリンク先の案内ページをご覧ください。今回は無料での公開となります。


蛇足:「一覧用ページ」も更新してあります。これまでよりも更に分かりやすくなっていますので、是非ご利用ください。

追記:1月6日(投稿翌日)未明、本記事が英語ブログ村の「英語学習法 人気記事ランキング」で1位になりました。記事単位のこととはいえ、ランキングで1位をとるのはこれが初めてだと思いますので、記念カキコしておきます。
m(_ _)m
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posted by 物好鬼 at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする