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2016年02月08日

特別疑問文の作り方について

※さきほど連続でツイートしたもの。

特別疑問文の作り方だが、安藤『現代英文法講義』では「主語・助動詞倒置→wh移動」という順序になっている。しかし、話し手は語順どおりに考えるのだと仮定するなら、「まず疑問詞を言い、その後に〈その疑問詞に対応する部分を欠いた一般疑問文〉を続ける」という手順の方が合理的ではあるまいか。

一方、whの移動先について生成文法は「指定部」であるとし、助動詞の移動先とは違うと考えている。そうすることのメリットは、主語を問う場合を主語以外を問う場合とほぼ同様に扱うことができることだ。とは言うものの、あくまでも「ほぼ同様」であって、doの扱い方まで同じにすることはできない。

さて、whの移動先が助動詞のそれと違うと考えることが合理的なのであれば、意味順においてもそれぞれのために箱を用意した方がよいということになるのだろうか。箱の数を増やすことは複雑化を意味するという面もあるが、これはどこかで妥協する必要があるのかもしれない。私の仕事ではないが(笑)。

話は少しそれるのだが、意味順の箱は部屋のようなもので、語句たちはあらかじめ用意された部屋に住んだり、別の部屋に引っ越したりする。だから理論を考える際には、「どのような部屋をどこに・いくつ用意しておくべきか」を検討することが不可欠のはずだ。同じことは生成文法に関しても言えると思う。

ちなみに英文構造図の場合は、語句たちを(ときに入れ子の)枠で囲み、その「枠囲みされた語句たち」自身が移動するというズルい方法をとっているので、部屋の数には(表向きは)悩まされずにすむ。ただし、同時に何らかのデメリットが生じている可能性も否定できないから、優劣を決するつもりはない。

以上、思い付いたことをツラツラと書いてきた。英語学や言語学についての専門的勉強が不足していることは自覚しているが、こういった思索を積み重ねることで自分の考えを整理し、拙著改訂の糧にしたい。思索のための刺激が得られる点でSNSも有用だと再確認できたことも、今日の収穫の一つだと思う。

(すべて140字)

posted by 物好鬼 at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 語学の本質 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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