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2015年05月11日

三単現のsを身に付けよう

英語学習者で「三単現のs」を知らない人はまずいないと思う。理屈も比較的簡単だ。ただ、大人になってもなかなか身に付いていないというケースも見かける。

そこで今回は、三単現のsを攻略するための簡単なドリルを紹介したい。これだけやれば完璧!などと言うつもりはないが、十分な基礎にはなると思う。

三単現のsの基本的なルールは、「主語が三人称単数で、動詞が現在時制のとき、動詞の後ろに (e)s を付ける」である。もちろん、付けるのが s なのか es なのか、そしてその場合の発音はどうなるか、ということについては何種類かに分けられるが、実際に発音してみることによって理由もわかるようになる。そのためには、具体例を通して学ぶことが大切だ。(has や says などの例外は後で個別に学べばよい。)

以下、その方法。
(あらかじめネタばらしをしておくと、これは長崎玄弥氏「96型ドリル」のサブセットである。)

◆第1段階

まず最初は三単現のsでないものから始める。そのために簡単な文を用意する。たとえば

 ・You speak English.

であるとしよう。

この文を使うと決めたら、これを何度か読んでみる。お手本になる音声があればよく聞いて真似るようにする。慣れてきたら、書かれたものを見ないでソラで何度も言ってみる。

次に、以下のように変化させてみる。

 ・You speak English.
 ・Do you speak English?
 ・You don't speak English.
 ・Don't you speak English?

当然のことながら、疑問文では最後を上げるようにする。もちろん手本となる音声があればベター。

最初は書かれたものを音読するところから始め、慣れてきたら何も見ずに言う。そして、4つの文を連続して正確かつスムーズに言えるようになるまで反復する。難しいと感じたときは、迷わず音読に戻る。

speak を攻略したら、他の動詞でもやってみる。

◆第2段階

次は主語を「he」にする。これは三人称単数(の代名詞)であるから、動詞が現在であれば s が付く。speak の場合は原則どおり s のみでよい。発音も [s] を付けるだけ。

上と同様に4文を並べると

 ・He speaks English.
 ・Does he speak English?
 ・He doesn't speak English.
 ・Doesn't he speak English?

となる。ポイントとしては、肯定平叙文(つまり4文のうち最初のもの)のみ動詞末尾に s を付ける(それ以外は助動詞 do の方に es が付いている)。

これも「you」のときと同じ要領で練習する。

以上で訓練は終了!と言いたいところだが、そうではない。

というのは、ここまでは肝心の「この文では三単現のsが使われる」という部分が固定されていたからだ。しかし実際には「使うべきときには使うが、そうでないときには使わない」というように、場合分けに対応できるようにならなくてはならない。

◆第2.5段階

今度は「三単現のsを使うべきとき」と「そうでないとき」とを順不同に試すようにする。そのためにはまず

 @ you、they、your parents、my friends など
 A he、she、my father、Jack、Suzan など

のようにリストを作る。

準備運動として、@Aそれぞれについての練習を第1・2段階の要領で行う。自信を持ってできるようになってきたら次に進む。

◆第3段階

いよいよ主語を順不同にする。つまり、順不同に並べられた主語リストを見ながら

 ・○○ speak(s) English.
 ・Do(es) ○○ speak English?
 ・○○ do(es)n't speak English.
 ・Do(es)n't ○○ speak English?

を言うようにする。反復の仕方はこれまでと同様でよい。

◆第4段階

ここまでができるようになったら、run や teach などのように (e)s 部分の発音が違う単語でも同じようにやってみる。speak について十分な練習ができていれば、ここでは違う部分のみに集中することができるので、それほどの時間はかからないはず。

なお、現在時制だけでは負担が小さすぎるという場合は、過去時制の4文も続けて言ってみるとよい。(もちろん過去時制には s は登場しない。)

◆最後に

ここまでできれば「三単現のs」の基礎は身に付いたと言ってよい。もちろん、その後もときおり復習するようにする。特に、長めの文、あるいは長い主部を含んだ文について、上記の要領で練習するとよい。

これは機械的なドリルではあるが、野球の素振りや守備練習のように何年も継続する必要はない。基礎的な力を身に付けるだけであれば、週末などに集中してやるだけで十分だろう。三単現のsに限らず、このような方法で早期にシッカリした基礎を作っておけば、それは一生役立つことになる。

なお、楽しく効率的に練習するには、仲間と競争するのもよい。いずれにしても堅苦しい修業ではないので、ゲーム感覚でやるのが精神衛生上もよいと思う。



posted by 物好鬼 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 応用力を付ける | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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