@文の構造については、基礎知識として2種類のことを学ぶ必要があろう。1つは文の要素たるS・V・O・C、あと関連して軽くMも。もう1つは四大品詞つまり名詞・動詞・形容詞・副詞、あと関連して前置詞句も。前置詞句は動詞を含まない句なので、ここで片付けておく。これら2系列は統一的に学ぶ。
Aその次に来るのは、文を複雑化させていく方法。ここでは特に動詞を含む要素(通常の節、準動詞句、ネクサス目的語、小節といったもの)を、元になる文(私はそれを「原子文」と呼ぶ)とのつながりで押さえていく。さらにそうやって作った要素を簡単な文に代入してみる。主体的に取り組むことが大切。
Bそれが一通り片付くと、今度は各種の構文となる。例外的な処理が必要とされる場合もあろうが、先に原則を理解していれば、「ここが特殊なんだな」という理解がしやすい。さらにさまざまな事例に触れることで、ボトムアップ方向に頭を使うことにも慣れてくる。各種規則は順不同に登場することになる。
Cそして最後の最後は(本当は徐々に導入するのだが)出会った素材をシッカリと覚えること(頭と同時に口も使う)、そして覚えた素材をいじり倒すこと。口を使う際には音声面への準備も必要。そしていじり倒すにはいくつかの文法ドリルが役立つ。さらに独り言や実況中継の類も活用して自由度を高める。
D実は、拙著『英文構造図』第3版では、「T 基本編」で@を、「U 発展編」でAを、「V 活用編」でBを、そして「W 方法編」でCを学ぶようになっている。つまりこれは「図でわかる英文の構造」なのだ。詳しめの目次はリンク先を参照されたい。
http://kouzouzu.web.fc2.com/kzz3/kzz3.htm
(それぞれ140字)