先日の英検1級は準備不足がたたり玉砕に終わった。そこで英語もかなり基本的なレベルからやりなおしてみる必要性を強く感じている。
ところで、これは昨日のことだが、安河内さんが Facebook で「多読王にオレはなる!」と書いていた。それに対抗して、というわけではないのだが、私は今日からの数ヶ月間、英語(およびドイツ語・フランス語)について
「読解力と作文力の間の実力の差ができるだけ小さくなるような方法で勉強すること」(種田『20カ国語ペラペラ』p.161)
に徹しようと思う。
肝心の教材はどうするか。各分野について魅力的なものはいくつか購入済みであるが、取り組みが中途半端にならないよう、心を鬼にして最小限にまで絞ることにする。
まず、英作文そのものについては、最初はコンパクトな
中尾『基礎と演習 英作文』
に集中する。コンパクトといっても内容量は相当多く(Examples から実力問題までで2000例文を超える)、私自身も大学4年時から何度も何度も挫折してきた過去がある(単に私が怠惰なだけなのだが)。今回は2年前に購入した5冊目を使用して一からやりなおすことにした。
文法については、基礎的なものは英作文の中で再確認し、必要なら他書で補充する。しかし、何よりも大事なのは、それらの内容(演算規則)を出力過程の再措定および各種口頭訓練(音読、置換・転換・累加、独り言など)をとおして確実に身に付けること。それ以上の勉強はやりたければやるがノルマは課さない。(構造図拡充のための勉強は別枠と考える。)
目標とする英語としては
ベルトン『知識と教養の英会話』
ベルトン『日本人のための教養ある英会話』
を使用する。長文による対話なのでイメージがわきやすいし、ナレーションも気に入っている。もちろん、内容的には英検1級の1次英作文および2次への準備という面もある。
この2冊については、語彙力増強・精聴・精読・音読(低速〜最高速)・黙読(最高速)・シャドーイング・リテンション・各種文法ドリル・モード転換など、総合的に活用する。重要な部分はリプロダクションもするつもりだが、結果の丸暗記に終わらないよう、英文出力までの全「過程」に注意しながら練習したい。
以上の3冊がほぼ攻略できた時点(3〜4カ月を見込んでいる)で、英検1級や TOEIC(SW を含む)などに向けた対策にとりかかる。各種問題演習と1級語彙問題向けの集中的ボキャビルはその段階で行う。
なお、ドイツ語とフランス語についても、作文力の養成を軸とした学習をしたいと考えている。主たる教材は
滝田『本気で学ぶドイツ語』
久松『英語がわかればフランス語はできる!』
を予定している。今年中に独検2級・仏検3級には合格したいと思う(具体的な試験対策については上記基本書があらかた終わった段階で考える)。
参考:主な検定試験の日程(日程が重なるものは優先順位を考慮して削除済み)
日 付 | 英検1級 | TOEIC(LR) | TOEIC SW | 独検 | 仏検 |
3月10日 | ○ | ||||
3月17日 | 第178回 | ||||
4月 7日 | ○ | ||||
4月14日 | 第179回 | ||||
5月12日 | ○ | ||||
5月26日 | 第180回 | ||||
6月 9日 | 第1回1次 | ||||
6月23日 | 春3級 | ||||
7月 7日 | 第1回2次 | ||||
7月21日 | 第182回 | ||||
9月29日 | 第183回 | ||||
10月13日 | 第2回1次 | ||||
10月27日 | 第184回 | ||||
11月17日 | 第185回 | ||||
11月10日 | 第2回2次 | ||||
11月23日 | 秋2級 | ||||
11月24日 | 秋3級 | ||||
12月 8日 | 第186回 |
新年の抱負盛りだくさんですね。
私は「新年の抱負」とか立てないで面白いと思ったものだけやろう、と思ってます。私もドイツ語もフランス語もやりましたが、モノになりませんでした。最近は「日本語教育能力検定試験」の勉強をやっています。テレビに流暢な日本語を話す外国人がときどき出てきますが、最近の日本語教育の成果でないかと思ったりします。
日本語教育ですか。私はあまり知らない分野ですが、それはそれで面白そうですね。自分が外国語を学ぶ際の参考にもなりそうです。