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2012年10月08日

論証構造を視覚化する方法

これは、論証構造を視覚化する(おそらく)新しい方法である。

12年ほど前に考案してそのままお蔵入りになっていたものだが、昨日になって知人に見せたところ、「これは是非、本にして出版してください」と言われ、その価値を再認識させられた。

そこで早速、昨晩から頑張って拙「英文構造図」に組み込んでみた。中カッコを使って入れ子表記をするだけで、自動的に図式化してくれるようになっている。今は仮に「論証構造図」と呼んでおきたいと思う。

例題
「@犯人はAかBだ。
 しかし、AAはいつもCと仕事をする。
 BときにはそれにDも加わることがある。
 いずれにせよ、C今度の犯行ではCにはアリバイがある。
 だから、DCは犯人ではない。
 ということはEAも犯人ではなく、FBが犯人だ。
 G実際、Bには動機もある。」
         ↓  ↓  ↓  ↓
CCにはアリバイがある。
(アリバイがある人物は犯人ではない。)
DCは犯人ではない。
AAはいつもCと仕事をする。
(犯人でない人間と一緒にいる人物はやはり犯人ではない。)
EAも犯人ではない。
@犯人はAかBだ。
(犯人はBのはずだ。)
GBには動機もある。
FBが犯人だ。
(出典:野矢茂樹『論理トレーニング(初版)』pp.45-46より、ただし隠れた前提をカッコ書きで追加した)

※このブログでは横幅の関係でうまく表示できないが、下記リンク先では修正なども含めかなり自由に扱うことができるので、ぜひお試しいただきたい。
「作成ツール」
※うまくいかないときは(いくときも?)、ツールのトップ から入り、例文[13][14]をクリックされたい。

posted by 物好鬼 at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ツールたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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