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2012年06月10日

拙著『図でわかる英文の構造』(初版) p.91 訂正のお知らせ

拙著『図でわかる英文の構造』(初版)ですが、p.91に間違いがあるとの指摘を読者の方からいただきました。

訂正データ(PDF)をこちらに置きましたので、購入済みの方はご利用ください。DL-MARKETで販売しているデータは新しいものに差し替えてあります。

ご指摘いただいた読者の方には心より感謝いたします。
文字通りの「拙い著」ではありますが、今後ともよろしくお願いいたします。

追記:コメント欄のやりとりもお読みください。
   関連するオマケ
posted by 物好鬼 at 14:01| Comment(5) | TrackBack(1) | 『図でわかる英文の構造』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして、修正を依頼した読者です。
反応、修正、回答の速さに驚いています。
作品は、わが意を得たり、と感心しております。
あちこちのサイトに質問するも、納得いかない英文があります。ジュール・ベルヌの 「 From the earth to the moon」をGregory Feeley が論評した文です。

A writer who could propose amazing new inventions,
and show them allowing intrepid explorers to plumb the bottom of the sea,such a writer could capture the imagination of the reading public.

allowing の前にカンマがない場合の和訳?
Posted by 石丸星五 at 2012年06月10日 16:07
はじめまして。

ご質問の件ですが、なかなか難しいですね。

ただいま Facebook 上で何人かのネイティブスピーカー(ジャーナリストを含む)とやりとりしています。

ある程度まとまった時点でここに追記します。
Posted by 物好鬼 at 2012年06月10日 20:02
追記です。

少々手間取ってしまいましたが、ネイティブスピーカーたちとのやりとりは以下の通りです(脱線した部分は割愛)。


アメリカ人1
「単純に "them" の後にコンマを置くのを忘れただけではないか。この書き方は、"which would allow" を略したものとして書かれた可能性もある」

アイルランド人(ジャーナリスト)
「この文の "allowing" という語は "facilitating" か "enabling" に置き換えうる」
「この文は少し妙な印象を受けるので、ひょっとすると大昔に書かれた文かもしれない。今風ではないが、完全に正しい文ではある」

イギリス人1
「少なくともイギリス英語としては不自然さはまったくない。でも、"enabling" も同じように使えただろう」

大橋
「"allow(ing)" の意味上の主語は誰か? 文全体の主語と同じ?」

アイルランド人(ジャーナリスト)
「the inventions である」

大橋
「つまり、"show" の後に "them allowing ...." というネクサスがある?」

アイルランド人(ジャーナリスト)
「そう。両者は直接つながっている。発明たちが勇敢な探検家たちに海底云々を許すのだが、それだけではなくて、その発明たちが使われているのを見せるのを許すという、更に重要な目的もある」

大橋
「"show + O + (do)ing...." という構造の簡単な例は?」
(実はすぐ上のアイルランド人の発言に "to show the inventions being used" という部分が含まれていたのですが、私はそれに気付いていませんでした。)

イギリス人1
「ここの "show" はちょっと難しい。正しくは "depict" というべきだが、英語話者は "show" という語を文字通りでない意味に使う習慣がある。つまり、読者は発明もその利用者たちも見えないから、頭にイメージする必要がある」
「実際のところ、"show" という語はこの文脈では単に "to give an example" という意味で使われるだけではなく、時として "to prove" とか "to theorise" のような意味で使われたりする」

大橋
「次の文は文法的に正しいか?
"Ben insisted his cats could sing well but no one of us believed it. The following day he bothered to bring all his cats to our place and showed them singing a song to his guitar in front of us."」

イギリス人1
「正しい」

大橋
「最初の引用文にある "show" も同じタイプか」

イギリス人1
「まったく同じ。ただし、あなたの文では "show" が文字通りの意味で使われていて、話を聞いている側は件の猫たちを物理的に見ることができるのに対して、最初の引用文では "show" が文字通りでない意味で使われていて、話を聞いている側は発明や利用者をイメージする必要がある。それが唯一の違い。実際には何も見せてはいないのだから、自分なら "depict" をかわりに使う」

アメリカ人2
「先の文は正しいが、"no one" のかわりに "none" を使うべき」

アメリカ人3
「"depict" のほうが意味が正確に伝わるという考えに賛成。そのほうが文脈を正確に表し、解釈も楽になる」

アメリカ人4
「これはインタビューか何かからの引用のように見える。経験を積んだ物書きなら、あえてこういうわかりにくい書き方はしないと思う」

イギリス人2
「これは多分、書かれたものというより、語られたものの引用だろう。"allowing" は技術的に正しいが、あまりよい選択とは思えない。"enabling" のほうがはるかによいという意見に賛成」


ざっとこんな感じでした。つまり、"show+O+現在分詞" という構文があるということです。上のブログ本文末尾に「オマケ」というリンクを付けておきましたのでクリックしてください。構造図が表示されます。

(とりあえず今回はこのぐらいでご勘弁を!)
Posted by 物好鬼 at 2012年06月11日 07:38
自己紹介を詳しく入れます。1951年生まれ、徳山市大津島出身、山九葛ホ務、双子。徳山に海軍省と燃料廠を復活させるべく、英語を勉強中。沖縄の米軍を徳山に誘致し、大津島に駆逐艦インディアナポリスの慰霊碑(十字架)を建て、自衛隊の潜水艦基地をつくり、シーレーン防衛の為、飛行艇部隊をつくり、その財源として、軍事国債を市債と連動させて発行し・・・。
こうゆう発想を「見果てぬ夢」と言うのかな?
英語でいうと、エルビス・プレスリーの「impossible dream 」つまり、「インポに為っても、まだ、したい、と言う夢のこと」
岸、佐藤兄弟のあとを引き継ぎたいと思っています。


Posted by 石丸星五 at 2012年06月12日 01:38
徳山ですか。今は周南市ですよね。
私は光市で生まれて10歳まで暮らし、その後の10年間は防府市で暮らしました。
大学に入学してからはずっと東京なので、もうこちらの方が長くなってしまいましたが。
Posted by 物好鬼 at 2012年06月12日 06:38
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