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2012年05月01日

訛(なま)りすぎないのは思いやりの一つ

ここ最近、発音(音声面)の重要性を強調しているが、別に全ての人が同じ目標を持つべきだと言っているわけではない。それでも、訛りがヒドすぎるのは決して賞められたことではない。なぜか?

これは外国人と日本語で話す場合をイメージしてもらえば分かりやすいと思う。相手の訛りがひどいと聴き取りに苦労するし、それが長時間続くとイライラしてくることもありうる。これは癖字の場合と同じ。話すスピードが速い場合はなおさらだ(訛っている場合はユックリな方が聴き取りやすい)。相手が英語を解する場合は、(自分の英語が多少下手でも)英語に切り替えた方がラクだと感じることすらある。

自分が英米人などと英語で話すときはちょうど逆の立場になる。現実問題として日本語を充分に解する外国人の割合はさほど大きくはないので、英語で話さざるをえないことが多い(英語すら通じないこともママあるが)。そのとき、もし自分の発音が悪すぎたら、相手に不必要な苦労を強いることになるかもしれない。旅行での会話ならそれでもよいだろうが、日常生活の一部を共にするくらい親密な人間関係がある場合には、こんなことで相手を苦労させ続けるのはやはり避けたい。なので、そういう問題が発生しない程度の発音は身に付けておくのが望ましいと私は考えている。

もちろん、同じことを相手(の日本語など)に強制するわけにはいかない。それでなくても方言の問題もあるので、こちらはこちらで幅広い発音に対応できる柔軟性も必要だろう。最近はTOEIC教材などでも米英加豪の発音を聞き比べることが簡単にできるようになったが、とてもよいことだと思う。

なお、私があえて完璧なアメリカ発音を目指しているのは、あくまでも個人的な「こだわり」である。とはいうものの、音読であれ会話であれ、アメリカ人(など)顔負けの発音でできれば、大きな(自己)満足につながるだけでなく、生徒(もしいれば)の目も違ってくるのは間違いないと思う。その意味からは、ある程度の「こだわり」は他の人たちにも勧めたい気持ちはある。英語学習に割ける時間に限りがある以上、さすがに強制まではできないけれども。


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posted by 物好鬼 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 学習素材間の関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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