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2006年09月17日

長文に関すること(他人へのコメント)

こちらへの長いコメント(投稿するには長すぎるのでここに書くことにした)。


実は、学習方法(学習スキル)に最近迷いが出ているのです。
ハローの300選などを覚える場合のやり方についてです。
やはり、フレーズごとに録音して、それを聞いてリピーティングやシャドーイングがいいのでしょうか。そして記憶したフレーズは削除して行きます。記憶に不安な場合は、とことんリピーティングするのではなくて、先送りして後でやります。
このやり方にわいてきた迷いは、フレーズ同士をくっつけて1つの文章にすることがやりにくいのです。
私はガイド受験生ではないので、的はずれだったらゴメンナサイですが…

言葉というものは、先に「表現したい内容」があって、それを自分が持っている言語能力を使って表現していくものだと思います。ということは、学習もそれを踏まえたものにする必要があります。もしこれを「先に表現ありき」でやってしまうと、後でなにがしかの無理が生ずる可能性がある、ということです。

で、私の処方箋なのですが、先に日本語でガイドできるようにします(内容はテキストに書かれていることをそのまま使えばいいでしょう)。これは栗山実という人の「自己講義法」という学習法なんですが、要は簡単なメモを見ながら自分の言葉で説明していく、という方法です(教科書一冊学ぶ場合は目次を使います)。最初は大きな構造から始めて、徐々に細かい情報を盛り込むように段階的に進めます。そうすることで、体系的な内容としかるべき表現とが自分のものになっていくわけです。

さて、日本語で説明できるようになったら、同じ内容を今度は英語で説明します。基本的に日本語のときと同じやり方でよいと思いますが、具体的な表現方法については教材に載っているものをできるだけ活用するようにします(それでも単なる丸暗記よりは多少なりともアレンジを加えてみたほうがよいと思います)。日本語で自己講義してきたおかげで内容について具体的なレベルで馴染んでいますから、英文のほうも相応の具体的な問題意識を持って学べるはずです。

この方法であれば、先に内容的なつながりができてから英語の表現を学ぶことになりますので、「フレーズ同士をくっつけて1つの文章にすることがやりにくい」という問題は生じにくいのではないかと思います。これがつまり、上で述べた「なにがしかの無理」の正体です(私見)。

別の迷いは、長文をやる場合です。
やはりフレーズごとに英語を録音し、日本語を添える感じで録音して1セットにし、聞いてシャドーイングやリピーティングして記憶して来ましたが、どうも日本語が邪魔になって来ました。
長文を丸ごと覚えるには、「後ろから覚える」という方法があります。これはパラグラフの最後の文から覚えるというだけでなくて、個々の文の内部についても最後のチャンクから(累積的に)覚えていきます。この方法だと、新しく覚える部分が最初に出てくるため、スムーズに思い出しやすいんだそうです。詳細は『眠った英語を呼び覚ます』(はまの出版)という本の第2章に書かれています。私はまだ実践してませんが、この理屈には納得しています。せっかくなので、ぜひ人柱になってください。
(もちろん上で述べた方法も使えます。その他にも、この『眠った…』はいろんな意味で参考になると思います。)



posted by 物好鬼 at 22:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 長文学習の方法論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本格的なコメントをいただき大変恐縮しています。
他の日記もこれから時間をかけて読ませていただきます。
先ずはお礼まで。
Posted by sekkati at 2006年09月17日 23:36
大変貴重なコメントをありがとうございました。

2つのことをコメントされましたが、納得です。

学習は、全体理解から入り、部分に至る、森を見てから木を見るですね。「鳥瞰」ということばがあるように、全体の構造や意味するところが分かれば、部分との関連も自然に理解される訳ですね。

後ろから覚えるという考えも納得です。書店で立ち読みしたことがありましたが、大事な視点だと思います。

ありがとうございました。

また、ご意見いただけると感謝です。
Posted by sekkati at 2006年09月18日 09:49
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