@“Why should you worry about what others say?”(『英作文』p.166)
これは語句も構造も慣れたものだけなので、簡単に記憶できた。1週間経った現在でもスラスラ言える。
A“You may go to the movies on Sunday provided that you finish all your work by Saturday.”(『英作文』p.222)
これは@よりずっと長いが、構造図を描いたら簡単に再現できるようになった。1週間経った現在でもスラスラ言える。
B“Her father bequeathed her sundry curios.”(『究極の英単語 Vol.4』p.396)
文法的には簡単(単なるSVOO)だが、難しい単語が3つ含まれている(うち2つは初見)。試しに構造図を描いてみたら、2〜3回の音読で再現できるようになった。1週間経った現在でも正確に覚えている。新出の2語はまだ再現に手間取るので、それについては重点的なケアが必要だろう。
C“She deduced that the bacterial mutation was attributable to a certain digestive enzyme.”(『究極の英単語 Vol.4』p.118)
未知語の数が更に多く、構造もやや複雑でちょっと長い(13語)。しかし、経過はBと同様だった。構造図さえ描けば、このくらいの長さは問題にならないようだ。
ここで、単語だけいくつか覚えてみた。具体的には“subversion”, “overthrow”, “conspiracy”, “betrayal”, “espionage”, “sabotage”の6つ。(後藤守『留学の英単語』p.172)
意味的な関連はあるにしても、やはり例文という支えがないと覚えづらく感じる。ヒントがあれば思い出せるという程度にはすぐに達したが、それ以上は手間取りそうなので、今回はペンディングとした。
ここまでの例文と他数例を素材にして、ノートの作り方と使い方をいろいろ工夫してみた。それを5日くらいやって優劣の比較がだいたい完了したところで、極めつけというべき例文に挑戦した(昨日)。
D“It seemed likely that the waste buried in the drained swamps would contaminate the soil, but that information was withheld from area residents.”(『ALL IN ONE 4th Edition』p.180)
23語から成る、構造的にもそれなりに複雑な文。おまけに、知っていてもあまり馴染んでいない語句がいくつか含まれている。しかし、構造図を描いてみたら、最初の1回は失敗(単語1つ失念)したものの、2回目で暗唱できた。ただし、文の内容がややこしいので、ソラでやろうとすると、思い出すのに時間がかかる。不慣れな語句については尚更である。1週間後にどうなるかはまだ分からない。
ここまでの例からも分かるように、語句は単独で覚えるよりも、他の語句とのつながりを持たせた状態(特に文というかたち)のほうが覚えやすい。また、例文の理解と記憶に関しては、未知の語句が複数含まれている場合も含め、構造図の利用が非常に効果的である。
以上の実験を通して、例文学習を更に効率化する方法がほぼ固まったように思う。しばらくは『英作文』で実践を重ね、確信が持てた時点で詳細(今回はワザと伏せてある)を発表したいと考えている。