1冊目「単語をうまく使う」(計48単元、各13題)
序章 国際英語と和式英語
第1章 名詞の使い方
第2章 動詞の使い方
第3章 助動詞の使い方
第4章 形容詞の使い方
第5章 副詞の使い方
第6章 前置詞の使い方
第7章 接続詞の使い方
2冊目「簡潔な文をつくる」(計21単元、各21題)
第1章 S+V
第2章 S+V+C
第3章 S+C+O
第4章 S+V+O+O
第5章 S+V+O+C
3冊目「国際英語の仲間入り」(計35単元、各13題)
第1章 名詞節
第1節 thatが導く名詞節
第2節 疑問詞が導く名詞節
第3節 ifとwhetherが導く名詞節
第2章 形容詞節
第3章 副詞節
第4章 条件文
第5章 比較文
私が新著のために構想しているものと共通した部分が多い。特に、2冊目の全体が5文型に当てられているのが目を引く。もっとも、準動詞については独立した単元がなぜか存在しない。
しかし何よりも重要なのは、「国際英語」の習得を正面に掲げていることだろうと思う。そのキモは「〈英語の思考・発想〉を身につける」ことである。
文法項目別に集められた例文というのは往々にして形式面にばかり目が向きがちであるが、このシリーズの場合はそうではない。例えば、5文型の最初である「S+V」の1問目は次のようになっている。
つぎの状況を「S+V」で決めてください。
【問題】
君のレポートはよく書けている。
全体としては「文法的体系にもとづいてシッカリとした作文力を構築するための教材」であると言える。しかし、単に文法に詳しいだけでは絶対に書けないような作りとなっているあたりに著者の実力が伺えると思う。
問題(例文)数は3冊で1520本に及び、それら(英文のみ)は全て付属CDに収録されている。作文力養成のための本格的教材を求める人に是非オススメしたい。